ヨガで心をととのえるシリーズ⑭
こんにちはクォンタムアイ 東京 のみなもです。
現代の私たちにとても馴染みのあるヨガですが、
その教えはヒンドゥ教徒の間で最も敬われている聖典の1つ、「バガヴァット・ギーター」から数多く引用されています。
約2000年前に成立されたとされるヨガの根本経典「バガヴァッド・ギーター」、サンスクリット語でバガヴァットは神、ギーターは詩とされますがバガヴァット・ギーターには、私たちの人生をより素晴らしいものにしてくれる古代賢者のさまざまな智恵が記されています。
苦との結合から離れることが、ヨーガと呼ばれるものであると知れ。
このヨーガを、ひるむことなく決然と修めよ。
『バガヴァット・ギーター』6章23節
ヨガは幸せを足してくれるものではありません。
ヨガを行うことで苦しみの原因を手放し、その結果として幸せが訪れるとされています。
苦しみの原因となるものは、エゴや執着、無知です。もっともっと幸福が欲しいと望むことは、欲望となり、執着を生み、結果的に苦しみを増幅してしまいます。まずは手放すことから始めて、不要なものが離れていった時に、本当の幸せが訪れるのではないでしょうか。
ヨガとの出会い
私の話をしますね。
実は3年ほど前になりますが、離婚をしました。
このご時世、あえて珍しくも無いことかも知れませんが、自分の事となるとやはり大きな変化で精神的にも揺らぎました。
離婚の原因はあえて述べませんが、お互いに至らなかった結果なのだと思います。
正式に離婚に至る迄の間は別居の状態が長く続いていました。中々踏ん切りが付かず、また何処かで、嫌なことは見ないようにとの意識が働いていたのかもしれません。
それでも日常は回っていきます。心の深いところではいつも何か引っかかりを感じながらも、決断はせず、もしかしたらあえて離婚せずにこのままの状態でもいいかもしれないとさえ思っていました。
向き合ってはっきり決断を下す、一歩前へ進むのが怖かったのかも知れません。はたまた、ただ面倒に感じていただけなのか。
当時は一つでは無い感情がありました。
そして私がヨガに出会ったのはそんな時でした。
初めはスポーツジム内で行われているクラスに参加するだけでしたが、そのうちヨガスタジオにも通う様になり、ヨガを通して深い精神性も勉強するうちに手放すことの大切さを学びました。
それまで大切にしてきたものであったとしても、必要ではなくなったのなら手放す、執着を捨てて新たな人生を始める為には離婚は必要な事だったのだと思っています。
手放す勇気
今、自分の中で囚われて苦しみの元となってしまっていることはないでしょうか。
より良い人生を進んでいくために今一度見つめなおして、必要でないと感じたのなら執着に変わる前に勇気を持って手放してみましょう。
不要なものが離れて行った時に本当の幸せ、また新たな出会いも訪れてくれますよ。
富澤